光とレーザーで違いあり?背中などほくろが多い部位の脱毛はできるの?
サロンやクリニックでの脱毛を考えている方の中には、背中などのほくろが多い部分の脱毛ができるか気になっている方もいることと思います。サロンやクリニックにより脱毛方式が異なるため、ほくろが多い部分の対応も違うのです。ほくろがある方はあらかじめ違いを知っておきましょう。今回は、光(フラッシュ脱毛)、レーザー脱毛、SHR方式の脱毛の3つを例に、ほくろが多い部位の脱毛ができるのかまとめてみました。
目次
光脱毛
まず、光脱毛のケースから見ていきましょう。光脱毛は、サロンによってはフラッシュ脱毛、フラッシュライト脱毛などと呼ばれることもあります。
光脱毛ってどんな脱毛法?
光のエネルギーを使って毛を生えにくくする方法です。脱毛サロンで行われています。クリニックのレーザー脱毛は「永久脱毛」と謳っているのに対し、光脱毛は毛根の再生力を弱めて生えにくくする施術法のため、永久脱毛ではありません。
どちらも光エネルギーを使って脱毛を行うことに変わりはありませんが、違いは光の波長と威力です。光脱毛ではレーザーと比べると出力が低く、500~1200nm(ナノメートル)と広域の波長が用いられます。施術時の痛みも、レーザーよりも少ないことが特徴です。
光脱毛×ほくろ
光脱毛は、毛根のメラニン色素に光を照射して刺激を与え脱毛を促す方法です。メラニン色素(黒い)をターゲットにするため、毛に限らず皮膚の色素が濃いところにも反応してしまいます。
したがって、ほくろも黒いため光のターゲットになってしまいます。そのためほくろには、専用のシールを貼った上で光を照射するといった方法がとられます。当然のことですが、シールで隠れる部分には刺激を与えられないため、脱毛を促すことはできません。脱毛を希望するところにほくろが多い場合は、事前にサロンに相談しておきましょう。
レーザー脱毛
次にレーザー脱毛のケースをご紹介します。
レーザー脱毛ってどんな脱毛法?
レーザー脱毛は、非常に強い光エネルギーを毛根に照射する方法です。肌へのダメージはありませんが、光脱毛と同様にメラニン色素をターゲットにします。非常に強い光エネルギーのため、脱毛の仕上がりが期待できる分、比較的強い痛みを伴います。痛みに耐えられない場合には、麻酔を使って施術することも可能です。
レーザー脱毛は、医療機関であるクリニックで行います。レーザー脱毛は医療行為にあたるため、国家資格を有する医療従事者(医師・看護師)のみが施術することができます。
レーザー脱毛×ほくろ
基本的なところは光脱毛と同じです。レーザー脱毛の場合は、さほど大きくないほくろにはシールを貼らずに照射する場合もあります。この場合、照射後しばらくするとほくろが薄くなる、あるいは消えてしまうことがあります。ほくろを消したくない場合は、事前にクリニックに伝えておきましょう。
SHR方式の脱毛法
ここまで光脱毛とレーザー脱毛の2つをご紹介してきました。「ほくろがあるところの脱毛がしたい」「レーザーでほくろが消えるのは嫌だ」という場合は、ニードル(電気針)脱毛という手もあります。これは毛穴に針を刺して電気を流し、毛根に電気の熱を加える方法ですが、それなりの痛みを伴うため恐怖心を抱く方も多いでしょう。
そこで注目したいのが、色素に影響されないSHR方式の脱毛です。
SHR方式ってどんな脱毛法?
SHR方式は、肌にジェルを伸ばし、その上から弱めの光エネルギーを照射し、光エネルギーの熱を毛包に集中させる方法です。痛みはなく暖かさを感じる程度で、痛さが心配で脱毛に踏み切れなかった方にはうれしいポイントです。
また、光とレーザー脱毛は毛根のメラニン色素をターゲットにしているため、メラニン色素を多く含む成長期の毛根しかターゲットにできません。つまり、施術時に成長期ではない毛根には残念ながら意味がないのです。したがって、毛の成長サイクルである毛周期を気にする必要があり、脱毛を実感できるまでにそれなりの期間が掛かります。
しかし、SHR方式の場合、毛包という組織に熱を集中させるため、メラニン色素に影響されません。毛周期を気にすることなく脱毛を進めることができるのです。
SHR方式脱毛法×ほくろ
SHR方式の脱毛法は、メラニン色素に焦点を当てた脱毛法ではないため、ほくろがあっても施術が可能です。ジェルの上から広範囲に当てる光エネルギーは弱く、痛みをほとんど感じません。ほくろの大きさや数などを気にする必要がないため、安心して施術に向かえるでしょう。
おわりに
「ほくろが多いから脱毛はムリかな」と悩んでいる方は、今回ご紹介した脱毛方法を検討してみてください。中でも一番のおすすめはSHR方式です。ほくろを何も心配することなく、脱毛することができます。
ぜひ、自分に合った脱毛方法を選んで、ムダ毛のないスベスベお肌を目指しましょう!