しつこい背中のニキビ対策に!脱毛がおすすめって本当ですか?
背中はニキビができやすく、意外と悩んでいる女性が多いことをご存じでしょうか。背中は自分ではなかなか目にすることができません。放っておくとここぞという場面で、後悔することになるかもしれません。今回は「背中ニキビ対策」をテーマに、原因から解決法までをご紹介します。
目次
背中にニキビができるワケ
まずは、本格的ニキビの初期段階である白ニキビができる過程をご紹介します。白ニキビが赤く腫れて本格的なニキビになると厄介ですが、まだ悪化する前の白ニキビなら自己治癒も期待できます。白ニキビのうちに手を打つことが大切です。
白ニキビができる過程
肌の乾燥やストレス、睡眠不足、疲労などの影響で交感神経が活発になると、ホルモンバランスが乱れ、男性ホルモンが必要以上に分泌されます。男性ホルモンには、皮脂分泌の促進、角栓発生、毛穴の縮小を引き起こす性質があり、それが一因となって角栓が詰まって皮脂が閉じ込められ、白ニキビができるのです。
マラセチア菌の存在と増殖
人の皮膚にはマラセチア菌という菌が常に存在しています。実は、このマラセチア菌は皮脂が大好物。先ほどご紹介した白ニキビは、皮脂が毛穴に大量に閉じ込められた状態のため、マラセチア菌が増殖する絶好の場所です。
ニキビの中にマラセチア菌が入り込むと、皮脂に含まれる中性脂肪が遊離脂肪酸という刺激物質に変化します。この遊離脂肪酸による刺激が、ニキビをさらに悪化させてしまうのです。
ニキビが赤く腫れ上がるまで進行すると、簡単には回復できなくなり、ニキビ跡が残る可能性も高くなるため注意が必要です。
汗をかきやすく汚れやすい背中
背中には産毛がたくさん生えていて、産毛が汗や皮脂をため込みやすくなっています。それが原因で背中ニキビができてしまうのです。背中は私たちが考えているよりもたくさん汗をかいていて、不衛生な状態になりやすい部分です。入浴時にしっかりと洗ったつもりでも汚れが落ちきっていないこともあります。
汗や汚れをため込まず、背中ニキビを予防・改善するためには、背中のムダ毛(産毛)を処理するとよいでしょう。しかし、背中は手が届きにくく自力ケアが難しい部分です。どのように処理すればよいのでしょうか?
背中のムダ毛処理方法
自宅でムダ毛の自己処理を行う場合、カミソリやワックスなどを利用するケースが多いでしょう。しかし、背中となると手が届きませんから、自己処理を行うことは困難です。できたとしても、仕上がりのムラや怪我などができてしまうこともあります。
自分ではなかなかチェックできない部分は「大丈夫だろう」と過信しがちですが、手入れが十分ではないことがほとんどです。
安全にかつきれいに仕上げるためには、サロンやクリニックなど「脱毛のプロ」にお任せすることをおすすめします。
背中脱毛の前に気をつけたいこと
背中を脱毛することを決めたら、気をつけてほしいことが5つあります。どれも脱毛当日を良好なコンディションで迎えるために必要なポイントです。
背中脱毛前に気をつけたいポイント
- 体を洗うタオルやスポンジは、ナイロン製のものを避ける
- ゴシゴシと洗い過ぎない
- 低刺激のボディーソープやせっけんを使用する
- ノンシリコンシャンプーを使う(シリコンが肌に残ると毛穴詰まりの原因になるため)
- 日焼けをしない
肌の調子が悪かったり、日焼けをしたりしていると脱毛できない可能性があるため、日頃から気をつけてケアをしておきましょう。
また、背中が大きく開いたドレスを着たり、海で水着になったりする予定がある場合は、できるだけ余裕をもってサロンに相談してください。なぜかというと、脱毛後しばらくは日差し(紫外線)などの刺激を避け、いつもより肌をいたわってあげる必要があるからです。
おわりに
背中ニキビは、顔にできるニキビと同じく一刻も早く改善したい肌トラブルです。背中のムダ毛処理を行うことで背中ニキビが改善されるのであれば、ぜひとも試してみたいですね。
サロンやクリニックでの脱毛を検討している方は、施術できる判断基準も各店舗によって異なるため、事前に相談をすることをおすすめします。