セルフ脱毛は危険!?自己処理が引き起こす恐ろしいトラブルとは
女性に人気の脱毛サロンですが、「通うのが面倒」「料金が高そうで…」と敬遠し、セルフ脱毛を選ぶ方も少なくありません。セルフ脱毛は、自宅でいつでもできるという利便性がある一方で、肌トラブルを引き起こすリスクもあります。今回は、誤ったセルフ脱毛によって引き起こされる肌トラブルについて、ご紹介します。
埋没毛(埋もれ毛)
埋没毛は、皮膚の下で毛が伸びた状態のこと。ぽつぽつと黒く見えていた皮膚を引っかくと中から長い毛が出てきたことはありませんか?それが埋没毛です。原因は、カミソリや毛抜きで自己処理をしたときに毛穴や皮膚を傷つけ、しばらくして成長した毛が出にくく、ふさがった状態になることです。つい、黒いブツブツがあると引っかいてみたくなりますが、極力触ることは控えましょう。無理やり毛をほじくり出そうとすると、患部が炎症を起こしたり、色素沈着を引き起こしたりする可能性があります。
毛穴に古い角質が栓をしている場合もあるため、ボディスクラブなどで優しく角質を除去してあげることで、改善することもあります。ただ、黒い点が気になる場合や炎症がひどい場合は、早めに専門医に相談するようにしましょう。
毛嚢炎(もうのうえん)
埋没毛と同様に、自己処理時に毛穴を傷つけてしまったことが原因です。傷ついた毛穴に雑菌が侵入すると、毛穴が炎症を起こして毛嚢炎になってしまいます。
はじめは、小さな赤い発疹のようで見た目はニキビに似ています。中央に白い膿(うみ)を持ち、触るとやや熱を帯びているというのが特徴です。
多くの場合、自然に治りますが患部が化膿(かのう)して悪化することもあります。放置すると色素沈着のリスクもあるため、早めに皮膚科を受診するようにしましょう。
色素沈着
自己処理を頻繁に行って色素沈着に悩まされる方も少なくありません。その原因は、自己処理時の強い刺激です。本来、肌には外界の刺激から守ってくれるメラニン色素を生成する機能があります。これがシミや色素沈着のもとになります。ただ、通常は肌のターンオーバーによってなくなっていくため、肌に定着することはありません。
しかし、強い刺激が頻繁に加わることで、メラニン色素の生成が大量に行われるようになり、徐々にシミや色素沈着となって定着してしまうのです。
これを防ぐには、肌への強い刺激を抑えることが重要です。なるべく自己処理回数を減らすか、脱毛サロンで脱毛することをおすすめします。
乾燥肌
自己処理で気をつけなければならないのが、乾燥です。肌が乾燥している状態にあると、かゆみや炎症などさまざまな皮膚のトラブルを引き起こす可能性が高くなります。
自己処理で乾燥肌になってしまう理由は、頻繁にカミソリや毛抜きで肌に摩擦が加わることで表皮が傷ついてしまうためです。表皮は、さまざまな菌から肌をガードしてくれるだけではなく、体内から水分が逃げていくのを防ぐ働きをしてくれています。
頻繁な自己処理によって、表皮が削られてしまうと、処理後の保湿を十分にしていたとしても、なかなか改善されにくい状態に陥ってしまうのです。
おわりに
コストもかからない上に、急なイベントの前でも自宅で簡単に済ませられるセルフ脱毛。しかし、回数を重ねれば重ねるほど、肌トラブルを引き起こすリスクは高まっていきます。対策としては、カミソリや毛抜きよりも電動シェーバーを使用し、肌への刺激をできるだけ抑える、自己処理の回数を減らすという方法がありますが、完全に肌トラブルの種を消すことはできません。処理回数を減らしながら、美しい肌に仕上げるためには、脱毛サロンに任せるという方法が最善です。自己処理による肌トラブルに悩みを抱えている方は、脱毛サロンでの脱毛をぜひ検討してみましょう。