自己処理がシミやシワ、たるみの原因になる?ムダ毛処理から肌を守る方法
「ムダ毛の自己処理が、シミやシワ、たるみの原因になる」ちょっと聞き捨てならない言葉ですね。「まだ大丈夫でしょ」と油断していると、肌ダメージがどんどん積み重なっていってしまうかもしれません。今回はムダ毛処理の中でもポピュラーなカミソリから肌を守る方法をご紹介します。
目次
カミソリの影響
自宅で簡単にできるムダ毛処理として、カミソリを利用するのはポピュラーな方法です。
コストもかからず、手軽に思い立ったらすぐに使えて便利です。その反面、正しく使わないと肌がダメージを受けるリスクも高いといえるでしょう。
そうならないように予防することが大事といえるでしょう。
カミソリを使ってシミができるまで
カミソリによるムダ毛の自己処理が、シミの原因になるのをご存じでしたか。
シミが少し顔にあるだけで、一気に老けた印象になってしまいます。なぜ、カミソリを使ってシミができてしまうのでしょうか。順を追ってみてみましょう。
- カミソリによって肌の角質が削られる
- 肌がダメージを察知して、真皮層を守ろうとメラニン色素を分泌する
- メラニン色素が沈着し、シミになる
悲しいかな、肌は自分を守ろうと頑張ってメラニンを分泌しているのに、シミを防ぎたい私たちにとって、その頑張りは歓迎できないはたらきなのです。
カミソリを使ってシワ、たるみができるまで
シワとたるみもシミに負けず劣らず憎い存在です。カミソリはシワとたるみの原因にもなり得ます。今度はカミソリを使ってシワとたるみができてしまう過程をみてみましょう。
- カミソリによって肌の角質が削られる
- 角質が削られたことにより肌が乾燥し、外部からの刺激にもさらされる
- 真皮層(肌表面の内側にある層)のコラーゲンにダメージが与えられる
- このダメージが原因となってシワやたるみができる
コラーゲンは真皮層の大部分を占める成分で、真皮を健康に保つためにはコラーゲンは欠かすことができない成分です。
一度コラーゲンが失われると、元のレベルまで回復するのはかなり難しいといわれています。そうならないように予防することが大事といえるでしょう。
カミソリの正しい使い方
カミソリを使ってムダ毛処理をしても、一見すると肌には何のダメージもないようです。しかし、実は深刻なダメージにさらされていることが分かりました。健康でハリのある肌を保ちたいなら、できるだけカミソリによる自己処理は避けるべきだといえるでしょう。
とはいっても、手軽に使えるカミソリは、忙しい私たちにとってありがたい存在でもあります。なんとか上手に付き合っていきたいですね。カミソリも使い方のコツを覚えれば、肌へのダメージを軽減することができるのです。
- ムダ毛を処理する部分を、蒸しタオルなどで温める
- シェービングクリームやジェルを肌に伸ばす
- 毛の流れに沿って、力を入れずにカミソリを滑らせる(二度ぞりはしない)
- 最後に肌の保湿をしっかり丁寧にする
シェービング用のクリームには毛を柔らかくする成分が含まれています。せっけんやボディーソープを使って処理をする方もみられますが、これはカミソリを直接肌に当てているのと同じことでNGです。
また、カミソリを使った後の肌は敏感になっているため、保湿には低刺激の商品を選びましょう。化粧水でしっかり保湿してクリームでフタをしてあげると保湿効果が長続きします。
肌ダメージを低減するために……
カミソリによる自己処理を続けてきた方にとっては、少しゾッとする内容だったかもしれません。でも大丈夫。ここでご紹介したことを実践すれば、肌に優しい自己処理ができます。
最後に「肌ダメージを低減させるさらなるステップ」として、プロによるムダ毛脱毛をご紹介します。
光(フラッシュ)脱毛
毛根の色素に光を照射して脱毛する方法です。肌に直接的なダメージが少なく、長期的に考えてもおすすめの方法です。しかし、光を当てるときに痛みがあることが難点です。
SHR方式による脱毛
毛根ではなく、毛包という毛の根元にある組織に熱を集中させて脱毛する方法です。SHR方式は光脱毛と同じく肌に優しい方法です。このため、シミやたるみはもちろん、シワができるリスクも低く、痛みもほとんどありません。
おわりに
カミソリにもさまざまな種類があり、中には敏感肌用など工夫されているものもあります。しかし残念ながら肌への刺激が全くないカミソリというのは存在しません。自分の肌をダメージから守るために、少しでも正しい知識を身に着けていきたいものですね。